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齋藤正吉建築研究所 やってきたこと

やってきたことー新築ー

光明寺 書院の改修茶席としても使っていた平書院の間を椅子座式のゲストルームへ改装

二間続きの和室空間を広縁も含めて一つの広間としてリニューアルしました。
広間としての一体感を演出するために連続した光壁をしつらえました。
また、床は広縁まで含めて絨毯敷きとしており、空間の広がりを感じられるよう配慮しています。
床の間は壁を盛んによる金属仕上げとし、床はタイル張りで、旧来のイメージを一新しています。
コンセントやスイッチ類は光壁の両サイドの見えない位置に設置しています。
広間へのアプローチとなる渡り廊下は、強い西陽を遮るため、窓の外に板を張っています。端部を斜めに削ぎ落とした杉板を隙間をあけて張ることでルーバーのような効果があり、外からはわずかな光が入り、中からは隙間から外が見えて、閉塞的にならないよう配慮しています。
左官、タイル、塗装など、職人の手仕事が活かされた空間となりました。

完成した住まいをご紹介

広間全景

光壁は広間の一体感を演出しています

光壁は特殊な和紙で作った障子がはめ込まれています。

金属壁とタイルによる床の間

金属壁は照明や外の光により様々な表情を見せます。

渡り廊下

西陽を遮る板張り。部屋側は白く塗装し、隙間からは外の様子がうかがえる。

西陽を遮る板張り。外側は外壁にあわせて着色している。

広間のペンダント

広間入り口襖
引手は青磁色の陶器製

トイレ

渡り廊下横の水屋

外観

外観 雨戸はガルバリウム鋼板張り