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進めかた

予算と希望、要望などをヒアリングし、簡単なプランを描きます。
あくまで簡易プランなので敷地調査や法令チェックの後、変わってしまう可能性もあります。
プランの良し悪しそのものよりも、一緒に取り組んでいくパートナーとして選んで頂けるかどうかの判断材料にして頂きます。

いきなり設計契約を結ぶのは不安だという声にお答えして、お試し設計というカタチで図面・模型等を提案させて頂きます。お試し設計を依頼したからといって、設計契約を強要するようなことはありませんのでご安心下さい。
また、その土地に建物を建ててもよいか。
建てられる建物の用途、規模はどうか。
防火の規制や特別な申請はいらないのか。
適用される法律条例などは地域によって異なります。
上下水道、ガス、電気等インフラの状況はどうか。
盤は大丈夫なのか。朝昼の日当たり、夜の月明かりはどうか。
季節による風向きはどうか。大雨のときの道路の冠水状況など、 その土地固有の性格を読み取り、調査します。

予算これからの方向性、すすめ方などをご了承頂いた後、設計監理契約をさせて頂きます。

基本となる図面の作成です。
敷地・法令調査などで分かったコトをふまえて、より希望を満たし、より快適に。
希望をそのまま形にするだけではなく、こちらから全く考え方の違うプランを提案することもあります。
周辺環境やコストも考慮しつつ計画を練っていきます。
何度も何度も打合せを重ね、計画を練り直し、ブラッシュアップしていきます。
模型やパースなども作成します。

施工業者に見積りを依頼します。
その見積りは不当に高くないか。
不当に安くないか。
図面の読み違いをしていないか。
するべき工事が抜けていないか。
見積書の精査を行います。

実施設計では、床の厚みや天井と壁の取り合い、屋根の軒先の納まり、壁の厚み、 仕上げの種類、鉄筋の太さ、構造計算、屋根の材質、壁のどの部分に給排水配管や電気配線等を通していくか。
などなど詳細な図面を描いていきます。
確認検査機関などへの申請も行います。
農地転用や審査会など確認申請以外の申請が必要な場合もあります。

施工者の選定の助言を行い、契約に立ち会います。

契約書や図面の通り、また法律に基づいて正しく施工されているか、指定した部材が正しく使われているかどうか、定期的に現場で確認、検査を行います。
コンクリートに隠れてしまう鉄筋工事や設備配管、木造の構造補強金物など、見えなくなってしまう所ほどしっかりと検査します。
照明器具やコンセントの位置などを詳しく図面に落とし込んだ設備位置図を作成して、施主に確認をとり、現場へ指示をします。
施主には定期的に現場を見て頂いて、空間が出来上がってきた段階で、仕上げの再確認なども行います。
工事が始まった後で、変更の要望が出た場合はなるべく早い段階でご相談下さい。構造計算や法規などの諸条件をチェックした上で、施工業者に伝えるなど、適切に対応します。

行政や検査機関の完了検査は当然ですが、設計事務所検査を行います。 担当ではない所員も第三者の目であらためて検査を行います。

例えば部屋に合った家具を一緒に探しにいったり、住み始めて出た問題の解決策の検討、 何年経っても自分たちが携わった建物に責任を持って取り組みます。 建物を引き渡した後、設計者はその建物の主治医となります。